夜は短し歩けよ乙女 森見登美彦

ネットでａｍａｚｏｎを見ていて、
タイトルと表紙のイラストに
ひかれてしまいました。

好き嫌いに別れる作品と
書かれていましたが、
私は結構好きかな～。

京都を舞台にした
恋愛ファンタジーです。



「先輩」が秘かに思いをよせる
大学のクラブの後輩の「黒髪の乙女」。

その２人のそれぞれの視点から書かれています。

先輩は彼女の眼中に入ろうと
「ナカメ作戦」を開始。
（ナカメ作戦とは
「なるべく彼女の目にとまる作戦」
の略である（笑））

春の木屋町から先斗町の長い夜。

夏の下鴨神社の古本市。

秋の大学の学園祭。

冬の京都の街。

天然不思議ちゃんの彼女は
先輩の気持ちに気付いてくれるのかな！？


先輩と彼女に
色々な個性あふれる人達も
からんできて
人の縁っていいな～と
思わせてくれます。

不思議ワールド炸裂だけど、
なんかその中の一員になりたいな～と
思ってしまいます。

文庫本には
「はちみつとクローバー」を書いた
漫画家の羽海野チカさんが
解説に代えて物語をイメージした
イラストが載っていて
これがまたぴったりとはまってます。
が、先輩だけは自分でイメージするしかないのですがね